日曜日男の旅

日曜日朝からTHE写真部のトイダ氏と部活を予定していた。
前日3時まで飲んでいた私は二日酔い。

駅の立ち食いそばもしくは朝マックが食べたい気分の私。
迎えに来てもらったトイダ氏に二択を迫ると
「そばでしょう」なんら迷いの無い返答に
俺達はエキナカの立ち食いそばやへ。

「まだ汁が温まっていないよ」
とお店のおばちゃん。
「待たせてもらいます」

そば、うどん、缶ビール、ワンカップ大関
数種類の乾きもの。
ジャパニーズトラディショナルそBAR
とでも言おうか、そんな品揃えだ。

おばちゃんは湯煎のおつゆを混ぜていた。
出来上がったおそばはやはりぬるかったが
二日酔いの私の胃はダシだ旨味だと喜んでいた。

おそばをおいしくいただき
さて出掛けますかと向かった先は開田高原
お目当ては手作りで釜焼きのパン屋さん。
路肩は雪深い。
私の車はノーマルタイヤ

ナビの案内が目的地周辺と伝え案内を終了したが
周囲は雪と数件の別荘的な建物。
パン屋らしき建物と看板も無く途方にくれ、
周囲を探してみたが見つからないではないか。
ちっぽけな俺達、広大な開田高原
お店に電話し、泣きついてみた。
するとお店の釜が壊れ、しばらくお休みを
頂いてますとの返答に我々は目的を失った。

開田高原は蕎麦だ蕎麦屋へ行こう!
次なる目標を決め、当ても無く道を行くが辺りはやはり何も無い高原地帯。
御岳山は晴れていれば絶景であったろうに、
その日は曇りで裾野の下辺りがかろうじて見える程度。
タバコをすぱすぱと吸いながら
「なんだか男の旅ですね」とトイダ氏。
イイフレーズじゃないか!テンションが上がった。

ナビを見ると温泉が目に留まりそこで人に
聞いてみようと行ってみる事にした。


続く。