保育士のGちゃん

晩ご飯も食べ終えた頃保育士のGちゃんからメールが来た。
「ご飯食べさせてくれん」
いきなりすぎたが「おいでよ(笑)」と
返信した瞬間家の呼び鈴が鳴った。

Gちゃんだった。
親父が入院しお母さんは今夜名古屋に出掛けたらしく
嫁もいない自炊のできないGちゃんは我が家に辿り着いた。

昨夜のカレーとインスタントラーメンしかなくお粗末様だったが
この後毎度の子供との遊びが始まった。
折り紙、紙飛行機、ご飯粒を口につけていた息子には
♪「ご飯粒付けてどこ行くの?山行くの?町行くの、遠足行くのー…。」
と記憶から消えていた歌まで歌いだした。
さすがはプロフェッショナル。
子供も大喜びだ。

最終的に娘とお風呂に入って帰って行った。
妻が娘を寝かせるとき娘が言ったらしい。
「わたしGちゃんと結婚したい」
それを聞き「やれんなあ」と
つぶやき私は酒を温めた。