お寺と仏さま

イメージ 1

土曜日

前田青邨の絵が天井に描かれている。

その言葉に引き込まれ、
とあるお寺にお邪魔した。
アポなしで。

庭のお地蔵さんに手を合わせ
写真を撮る。

以前京都の東寺で仏様の写真を
撮っていると、住職に
「仏さまは撮るものではありません
手を合せるものです」
と叱られた事がある。

神や仏、宗教団体を信じない私だが
それは守る事にした。

お寺の呼び鈴を鳴らし
住職が出てきた。
まずいきなり訪ねてきた事を謝り、
天井を見させて欲しいとお願いすると、
住職は快く本堂へ連れて行ってくれた。

奥に通され、それは現れた。
正方形にいくつも間仕切られた天井板、
それぞれに日本画が描かれている。
いくつもあるその中の四枚が前田青邨の描いた
作品なのだが、それ以上に
この天井が素晴らしい。

お寺なのに、日本画なのに、
何ともポップじゃないか。

西国三十三カ所巡り、云々と
色々な意味があるという。

作品と見ると捉え方は色々で
私的解釈では
安土桃山時代と粋で洒落た曼荼羅
でした。
素晴らしかった。

敢えて写真は載せません。
手を合せるものですから。



しかし僕は根っからのワルなので
どこかでこっそり載せると思います。