食事は一品持ち込み、我々は数人でバーベキュー提供。
普段通りの手順で淡々とお肉を焼いて行く。
そこに現れたのはBBQマシュマロ、友人SSが持ち込んだ
メニューのひとつ。
樹の枝にマシュマロを刺して火であぶって食べる。
もしくはラスクに挟んで等。
アメリカのバーベキューでは定番のメニューだと言うのだ。
確かにとろっとして美味しかった。
しかし私が感心したのはこの木の枝に刺してというワイルドな所。
映画「スタンド バイ ミー」で少年達が
やっていたそれだ。
ならばと私はウインナーをと、
木の枝に刺して焼いてみた。
油が弾ける度にその感覚が木の枝から伝わってくる。
この焼き方「米軍スタイル」
「米軍キャンプ」、そんな所から連想されたのだろう。
またムール貝の缶詰を購入しており、コレを焼き台にのせて温めて食べようとなったが
いっこうに温まらない。
直に炭の上へのせてはどうか?という提案もあり
やってみた所、間髪入れず缶詰がブクブク言い出したのだ。
これまた米軍スタイルじゃないか。
味もたまらなかった。
その後
ジャンベ、三味線、ギターの演奏を聞いたり
真夜中の湖でボートに乗せてもらったりと。
明け方近くまで楽しまさせて頂いた。
帰り際、次回は色んな種類の缶詰を食べながら品評する飲み会を提案。
考えてみれば缶詰は世界中にあり、日本でも地域によって色んな種類があるわけで
、コレは奥が深いかもと思い、
その勢いで「缶詰懐石会議」通称KKK
という協会を立ち上げてみた。
会員は私を含め3名
手始めにただいまスイスで仕事中の親父に数種類の缶詰をお土産に頼むと
連絡してみた。
「行く行くロシアに居る弟からも送ってもらおう」と会員の一人、少佐と呼ばれる
男はそう言った。
いきなりワールドワイドな出だしから始まったこの企画。
全く生産性のない、無意味な楽しみを我々はバカと思いつつも
止められないようである。