午前中という事もあってかその時間帯店を任されていたのは
高校生であろう青年、無口でまじめに働いていた。
さて向かって右側へ足を踏み入れたワタクシでしたが、
目の前に現れたのは釣り堀?
そんな旗が立っているが、またどうゆう仕掛けか
水の中が深い紺色でよく見えない、微かに金魚が
泳いでいるのがわかる。
釣り堀と言ってもやはり釣れるのは金魚なのである。
その奥に積み上げられた、コレは葉巻の箱であろうか?
結構出ているのだろうか?
まあいい。
深ため息を吐きながら腰を下ろし前方のラミネートされた
張り紙に目をやった。
どうやら店主お気に入りの高級金魚が逃げ出してしまったらしく、
それを釣り上げスタッフまで申し出てくれとの事。
お礼としてワンドリンクサービス(アルコールも可)
と書いてある。
店主は本気だ。
そして見返りはあまりにも庶民的。
どこまでもホットなネタを提供してくれるよ金魚坂。
そう思いながら、その横に張られたもう一枚の張り紙を
見た。
そこに書いてあった内容とは?
次回金魚坂
「大漁その果てに」
ご期待ください。