ヘラヘラと電話で彼の話しをしていた。
オレんちレコードあるぜ。
実家にあったヤツ持ってきた。
姉ちゃんが持ってたレコードだった。
話しながら広げてみると、切り取られている部分がある。
これも若気の至りってヤツなのか。
バカな事をしてくれたものだ。
パンクロックと彼の歌は十代だった頃の私に
社会の枠組みから外れる事と、
自由であれと言っていた。
最近わかった。
自由とは常に危険で不安定であると。
守るのは自分でしかない。
しかし後悔はしていない
十代で人生を決める事は
私には到底出来なかった。
今もわりと
自由な会社で働き、
浮き沈みの激しい経済状況の中、もはや悠々自適な老後など無いとあきらめ、
思い出を追い求めているような生活だ。
しかしモン・サン・ミッシェルは遠い。
彼はジャパニーズカートコベーンなのか
死に方はどうであれ
1st~3rdアルバムは名曲揃いだ。
それも一人で、彼はロックだ。